セキュリティに大金を費やした原因

私は、カピバラ社長こと株式会社S-TEKTの代表取締役、清水と申します。 入退室管理システムや防犯カメラなどの物理セキュリティについては詳しいのですが、情報セキュリティに関してはあまり詳しくありません。そのため、この分野ではパートナー企業に頼りっきりです。しかし、信頼できるパートナーが見つかるまで、資金や設定、機種選定など、数々の失敗を繰り返してきました。私の失敗談を通じて、皆様にお役立ちできるようなコラムを作成したいと思います。

情報セキュリティ機器って何?

情報セキュリティと物理セキュリティは、企業や組織の安全を確保するために重要な役割を果たしていますが、そのアプローチや対象において根本的な違いがあります。物理セキュリティは、建物や施設、資産などの物理的な面を保護するための対策を指します。これには、鍵やカードアクセスシステム、セキュリティカメラ、センサー、フェンスなどが含まれます。物理セキュリティは、不正侵入や窃盗、破壊行為などの物理的なリスクに対処することが主な目的です。

一方、情報セキュリティは、データや情報の保護に焦点を当てています。これには、データベース暗号化、アクセス制御、セキュアな通信プロトコル、ファイアウォール、侵入検知システムなどが含まれます。情報セキュリティは、不正アクセス、データ漏洩、マルウェア感染などのオンライン上のリスクに対処します。

両者は互いに影響しあっており、統合的なアプローチが必要です。例えば、物理セキュリティが強固でも、情報がオンライン上で保護されていなければ、依然としてセキュリティ上の脆弱性が存在します。逆に、情報セキュリティが強固でも、物理的なアクセス制限が不十分であれば、データへの物理的なアクセスが可能となります。

組織は、物理セキュリティと情報セキュリティの両方に適切な対策を講じることで、全体的なセキュリティレベルを向上させることが重要です。

資金の問題

資金の問題は、セキュリティ対策を導入する際に重要な要素の一つです。専門業者から購入する場合、専門的な技術や専門家の助言を得ることができますが、その代わりに高額な費用がかかります。一方、自分で導入しようとする場合、初期的なコストを節約できるかもしれませんが、その分、時間と労力がかかることがあります。特に、セキュリティ機器の選定や設定には専門知識が必要であり、素人が行う場合、適切な選択や設定が難しい場合があります。

さらに、自分で導入した場合には、セキュリティ上のリスクが生じる可能性もあります。専門業者に依頼する場合は、彼らの専門知識や経験に基づいて適切なセキュリティ対策を導入できますが、素人が導入した場合は、セキュリティの欠陥や脆弱性が見逃される可能性があります。結果として、セキュリティ上の問題が発生し、それを解決するために追加の費用がかかることも考えられます。

したがって、セキュリティ対策を導入する際には、費用の面だけでなく、専門知識や経験の有無、リスク管理の観点からも慎重に検討することが重要です。特に、自社のセキュリティをしっかりと守りたい場合は、専門業者に依頼することを検討する価値があります。

情報量の多さ

近年、インターネット上には膨大な情報が溢れており、これは一見すると便利なように感じられます。しかし、実際にはこの情報過多が逆に問題となっています。なぜなら、情報の質や信頼性を判断することが困難になっており、情報を適切に選別することが難しくなっているからです。

例えば、良いクーラーを探したとしましょう。インターネット上で検索すると数えきれないほどの選択肢が出てきますが、その中から信頼性の高いものを見極めるのは容易ではありません。電気代や冷却能力、また暖房の能力とのバランス、鉄筋コンクリートや木造に適しているのかどうかなど、誤った商品やサービスを選んでしまうこともあります。

また、情報が過剰に提供されることで、必要な情報を見落としてしまう可能性もあります。前述のクーラーのケースですと、200Vと100Vなど情報過多によって、本質的な情報が埋もれてしまい、重要なポイントが見えにくくなることがあります。私は、冷蔵庫の右開きと左開きを間違えたので、今とても不自由な生活をしています。直前まで覚えていたことなんですが、いろいろと調べる中で大切なことが漏れることもあるのです。

したがって、情報が溢れる現代においては、情報の信頼性や重要性を見極める力がますます重要になっています。適切な情報を選別し、必要な情報を見逃さないということは、実質不可能に近いという課題があります。

継続的なアップデートの苦労

アップデートを怠ることがもたらすリスクについて考えてみましょう。情報セキュリティの世界では、技術の進化が急速であり、企業の統廃合が短い期間に繰り返されることがあります。例えば、今はメジャーな商品も、数年後には買収されて統合されるか、または倒産して後継機種が登場しないケースがあります。このような状況下で、製造中止品が壊れた場合、その装置はもはや使えなくなります。したがって、適切なタイミングで後継機種が利用可能かどうかを常に確認することが重要です。

しかしながら、アップデートをし続ける事も容易ではありません。製品が廃止される前に、その時点で最新のセキュリティ機能が提供されるかどうかは保証されていません。さらに、製品をアップデートするプロセスには時間と費用がかかります。そして、企業が保有する多数の情報セキュリティ機器を更新するには、膨大な作業量が必要です。このような状況下で、組織はアップデートの優先順位をつける必要があります。最も重要なシステムやリソースにフォーカスしてアップデートを行うことが一般的ですが、その選択は慎重に行わなければなりません。

このような課題に直面する組織は、情報セキュリティの専門家やベンダーとの協力を通じて、最適なアップデート戦略を策定する必要があります。また、セキュリティ対策を強化するための予算を確保し、組織全体でのセキュリティ意識を高めるための教育プログラムを実施することも重要です。結局のところ、情報セキュリティの重要性を理解し、継続的な改善を行うことが、企業や組織が今後のセキュリティ上の課題に対処するための鍵となりますが、それもまた大きな障壁になります。

信頼できないパートナー

私たちだけの能力では限界を感じ、OA機器販売会社に依頼することにしました。しかし、OA機器会社の全てではないと思いますが、私が依頼した会社のほとんどはセキュリティの知識に欠けていました。おそらく、十分な学習もされず販売されていたのでしょう。当時は、セキュリティに対する配慮があると信じていましたが、結果的には、無駄な商品を何度も購入することになりました。

セキュリティ商材を販売する側は、専門知識が必要であることは言うまでもありません。顧客がどのような製品を望んでいるのかも含めてあらかじめ考慮しておく必要があるからです。また、お客様への配慮も必要です。なぜならば、お客様は素人なので何が必要なのかがそもそも分かりません。販売する側が寄り添わなければ、どのようなセキュリティがあるのか、もしくは対策をしなければならないのかを理解することができません。

購入する側の意識として、パートナーにお願いすることは間違いではないと思いますが、販売側には顧客に寄り添う意識が少ない人が少なからずいることを考えておかなければ、無駄な商品を購入することにもなりかねないので、注意すべきだと考えています。

パートナーの見極めと計画的な対策

信頼できるパートナーを見つけることは容易ではありませんでした。なぜなら、相手側が信頼できないと認めることはまずありません。そのため、自分でパートナー企業を見極める能力を磨く必要があります。しかし、この能力は難しいことではありません。まず、「今、最も優先すべき設備投資は何ですか?」と尋ねることから始めましょう。他社にも同様に問い合わせることで、より深い理解を得ることができます。

その後は、営業担当者との会話の中で、提案内容を理解することが必要です。彼らが顧客のニーズを理解しようとしているか、あるいは自社の商品を押し付けようとしているかを見極めることができます。顧客のニーズを無視するパートナーは、無意味な提案をしてしまう可能性がありますので、慎重に選択してください。

信頼できるパートナーを見つけたとしましょう。しかし、過去の設備には欠陥があることが判明することがあります。このような場合には、新しい設備への切り替えが必要となりますが、これには追加の投資と時間が必要です。この点については、残念ながら是正する必要があります。

また、セキュリティへの投資は永続的なものです。脅威が進化するにつれて、継続的な計画と実行が不可欠です。

これらの経験から、信頼できるパートナーを見つけること、数年間にわたる計画を立て、業績を考慮しながら着実に進んでいくことが重要であることを学びました。これらの要素が組み合わさることで、セキュリティの持続的な向上が実現されるのです。

まとめ

セキュリティの向上は永続的な挑戦であり、組織が直面するさまざまな障壁を克服する必要があります。情報セキュリティと物理セキュリティは、企業や組織の安全を確保するために重要な役割を果たしていますが、それぞれのアプローチや対象には根本的な違いがあります。

情報セキュリティ機器の導入に際しては、資金の問題や情報過多などの課題に直面することがありますが、信頼できるパートナーを見つけ、計画的かつ着実に対策を進めることが肝要です。組織は、情報セキュリティと物理セキュリティの両方に適切な対策を講じることで、全体的なセキュリティレベルを向上させることが重要です。永続的なアップデートと信頼できるパートナーの選択は、組織のセキュリティ戦略において不可欠な要素です。

組織はこれらの課題に果敢に取り組み、セキュリティの持続的な向上を実現するために、継続的な計画と実行を行うことが求められます。

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